July 02, 2008

大腸内視鏡検査における新しい腸管洗浄剤ビジクリア

新しい腸管洗浄剤(大腸内視鏡検査時の下剤)についてのお話です。

一般の方向けの内容ですので、物足りない専門職の先生方は直接ゼリアのMRさんに聞いて下さい。


大腸内視鏡検査前の下剤は、今まではマグコロール(やニフレックという下剤が大使われていました。
(等張マグコロール法、PEG溶液法といわれています)

量にして、1.8Lから2Lを飲まなければならない・・・

味は、・・・。(数年前に比べるとだいぶ改善されていると思いますが、あまりおいしくはないです)

そのため、大腸内視鏡検査に必要な量を十分飲むことができない患者さんも少なくありませんでした。

どんなに無痛でやさしい大腸内視鏡検査をしても、患者さんのアンケートでの一番の不満はいつも、「下剤の量と味」です。


そんな中、2007年に新しい下剤が発売されました。

「ビジクリア」といいます。

ビジクリア錠

 

なんと、錠剤です。
(リン酸ナトリウム製剤といいます)

 

錠剤を水(またはお茶)で飲みます。

つまり、味は、ただの「水(またはお茶)」です。まずくはありません。

しかし、量は約2Lです!

また、錠剤の数は50個です!


その方法は、

検査当日に、合計50錠!飲みます。

正式には、5錠を200mlの水で15分ごとに飲みます。

つまり、2時間半で水2L、錠剤50個を飲むわけです。

ビジクリア01ビジクリア02


 

 

 

 

 

その感想は、

「ビジクリアを飲んだ90%の人が、次回もこの錠剤を選択すると回答した。」 
とのことです。


しかし、いいことばかりではありません。

2L飲んでもおなかの中がきれいにならなかった人は、今までは浣腸したり、同じ下剤をさらに追加で飲んだりしていましたが、
このビジクリアに関しては、2Lを越えて飲んだときの安全性が確立はされておりません。
(キケンといっているのではなく、安全であるということが断定はできていないということです。)

費用ですが、従来の下剤の場合に比べ、1000円ほどupします。
3割負担の方だと500円程度です。

個人的な独断と偏見に基づく最終的な結論としては、

従来の下剤の味がどうしても受け付けられない!
という人は、ぜひあなたの大腸内視鏡検査担当施設でお願いしてみてはいかがでしょうか。


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ブログ管理人
たけがみ けんじ
 無痛でやさしい大腸内視鏡検査を毎月100件以上請け負う東大医学博士。専門は胃腸科肛門科。

 最近は、「以前の検査が痛かった・・・。」「手術既往があって癒着が心配・・・。」「前回は途中までしか入らなかった・・・。」という多くの方々に、無痛でやさしい大腸内視鏡検査を提供しています。
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